今年の7月1日(童話・童謡の日)は、大正7年7月に童話・童謡を創刊する最初の文学運動として「赤い鳥」が誕生し100周年にあたります。この児童文芸誌「赤い鳥」は、豊島区に住む鈴木三重吉により産声を挙げました。これを記念して、区民ひろば千早語り部部会は紙芝居「赤い鳥」を制作し、色々なところで紙芝居の公演を行っています。そのような関係で、区民ひろば千早では「童話・童謡の日100年コンサート」を開催し、130名の皆様にご来館いただきました。
先ず、新理事長海保洋一氏の開会の挨拶の後、紙芝居「赤い鳥」の絵をスライドで投影し、城局長から紙芝居制作に至る内輪話を面白おかしく発表しました。
次に、元フジテレビアナウンサーの小林大輔氏による「ごんぎつね」の朗読(小学4年生の教科書に掲載)と、秋田民話「犬ぼえの森」の素話は、ご来場の皆様の感動を誘いました。(どちらの童話も「赤い鳥」に掲載されたものです。)
最後に、NPO法人日本国際童謡館館長 大庭照子氏による童謡は、「ハイゲンキ」や「笑顔のマーチ」など元気の出る歌と、懐かしい童謡(故郷、ゆりかごの歌、小さな木の実等)で、80歳とは思えないお声で観客の皆様を魅了させていただきました。