11月10日(土)、前日とは打って変わってさわやかな青空のもと、恒例の収穫祭が開催されました。
高野豊島区長も朝一番でお祝いに駆けつけられ、畑の様子などを見たあと、大勢の来館者を前に挨拶をされました。京都や金沢、横浜などに続いて、東アジア文化都市の称号をいただいた。アニメ、マンガの原点である豊島区として、来年はオールとしまで記念のイベントを成功させようなど、抱負を述べられました。また、ハレザの建設が進み、完成後には宝塚や歌舞伎の定期公演も行われるなどを明らかにされ、東アジア文化都市にふさわしい池袋として発展したいとの言葉に、参加者の期待も大いに高まったようです。

区長挨拶の後、子どもたちだけでなく高齢者も2階に上がって、ゲームを楽しみました。子どもとお母さん、お父さんたち、そして高齢者の沢山の笑顔が咲きました。

昼は予定より少し早く、豚汁とおにぎりの販売が始まりました。美味しいお米で作られたおにぎりと美味しい豚汁がたっぷり。100円で大いに満足のいく昼食を家族連れで楽しむ姿も多く見られました。

昼食の後は、和太鼓を演奏する集団だげきだんの熱演で大いに盛り上がりました。昨年も9月に熱演してくれましたが、今年はパワーはそのままに、さらに緻密さと洗練さが増したようです。今年もまた林英哲太鼓楽曲創作コンクール一般の部で最優秀賞と作曲賞を受賞、さらに佐渡の鼓道のイベントにも参加するなど他流試合で腕を磨いてきたことが、一段の飛躍につながっているのでしょう。
どの曲も素晴らしかったですが、「石」「空」「風」、そして最後の「虹」へと続く一連の和太鼓と銅鑼のアンサンブルは、私たちを熱狂させました。それから、曲ごとの解説も一段と詩的なイメージを膨らませてくれ、(風は「時の刻みと風が織りなすクリスタルな世界」と紹介されていました)観客の興趣を深めてくれたことも、付け加えておきたいです。
来年2月3日には府中の森芸術劇場ふるさとホールで演奏会があるとのことです。みんなで応援しましょう。

 

(演奏の様子はだげきだん活動記録に素晴らしい写真が掲載されています。そちらもご参照ください)。

イベントの後は、和やかな雰囲気のうちに、皆さん畑に出て大根の引き抜きをしました。今年は台風などの悪天候で、大根の生育は必ずしも思わしくなかったとか。太い大根をあてて、ラッキーな方もおられましたが、形も曲がったものや細いものも。しかし、はたけ部会長の中橋さんの話のように、栄養価の高い大根の葉はどれも青々としてよく茂っており、久しぶりに皆さんの笑顔が畑に溢れました。スタッフ一同も裏方としての努力が報われた一日となりました。

畑を管理し、この日の食材や大根を提供してくれたはたけ部会の皆さん、美味しい豚汁をたくさん用意してくださった民生・児童委員の皆さん、ゲームを盛り上げ、力仕事も進んで担ってくれた大正大学生の皆さん、高野豊島区長はじめ、来館してくださった多くの利用者の皆さん、本当にありがとうございました。来年もまた楽しい収穫祭が迎えられるように頑張りたいと思います。