2月27,28の両日、千早小学校3年生の皆さんが区民ひろば千早を訪れ、手作りの紙芝居を披露してくれました。
千早小学校には、昨年9月にはばたけ千早の語り部部会の皆さんが訪問し、紙芝居を披露しました。題材は豊島区の民話から取った「ちいさい桶」です。今回の紙芝居はそのお礼の意味を込めて、小学生たちが何ヶ月もかけて作った労作です。やはり豊島の民話を語り継ごうという意図の元に、調べた物語4作を1組、2組がそれぞれ紙芝居にして、演じてくれました。
「追いはぎと石仏さま」は雑司ヶ谷の石仏さまが、追いはぎに襲われそうになった人を助けてくれた話。「折れ大根」は徳川8代将軍吉宗公が知恵を働かせて農民達を助けたという話。「とんだ神隠し」は嘘をついて薬を売ろうとした男の化けの皮がはがされたという話。そして「溜坂」は道行きの途中で雷雨に遭った人のお話です。
1クラスが4つのグループに分かれ、全員がパートを分担して、物語を読み継いでいきます。声色を使ったりして、みんな工夫して読んでくれました。絵も色使いなどがうまく、全員がチームワークよく、一生懸命に取り組んでくれたことがよく分かりました。
見ていた人達からも、「よく調べていた」「はっきりした声で読んでいた」「きちんと挨拶ができていた」など、好意的な感想が述べられ、とても気持ちのよい交流ができました。
千早小の皆さん、ありがとうございました。また、是非、来てください。